当社は、プラント設備を中心に、
橋梁や各種構造物を対象とした塗装工事および表面処理工事を行っています。
本ページでは、当社が対応している工事内容と、
各工事において重視している考え方についてご紹介します。
対応している工事内容(主軸としている分野)
当社では、さまざまな塗装工事に対応していますが、
その中でも、施工条件や工程管理が特に求められる分野を主軸として
取り組んでいます。
以下は、当社が中心的に対応している工事分野です。
プラント塗装工事
プラント塗装工事は、発電設備や製造設備などの
プラント内に設置された各種設備や構造物を対象とする塗装工事です。
配管、フランジ、タンク、架台、鉄骨、手すりなど、
対象となる部位は多岐にわたり、
その多くは稼働中、あるいは定期修繕の限られた期間内での施工が求められます。
こうした現場では、設備の状態や腐食の進行状況を確認したうえで、
電動工具を用いた下地処理を中心に、
必要な処理方法や施工範囲を判断します。
その後、使用する塗料や塗布回数、
作業手順や工程の順序を整理し、
設備の状況や工程条件に合わせた施工手順を組み立てています。
また、プラント設備は長期間にわたって使用されるため、
防食性能や耐久性だけでなく、
施工後の仕上がりの状態や外観も含めて、
品質が安定していることが重要だと考えています。
当社では、こうした前提のもと、
日常的な補修から計画的な塗替えまで、
設備の状況に応じたプラント塗装工事に対応しています。
タンク内外面の塗装工事(重防食塗装)
タンク内外面の塗装工事は、
プラント設備の中でも特に高い防食性能と施工品質が求められる工事です。
当社では、タンクの更新工事や計画的な塗替えにおいて、
検査前に既存塗膜の状態を確認し、
必要に応じてブラスト処理による下地処理を行っています。
その後、検査や補修を経て、
タンクの使用環境や仕様に合わせた重防食塗装を実施します。
補修後の塗装では、エアレス塗装機を用いた塗装を行い、
塗膜の厚みや仕上がりを安定させながら、
所定の性能が確保されるよう施工を進めています。
タンク内外面の塗装工事は、
下地処理から仕上げまでの工程が分断されやすく、
各工程を適切につなぐ施工管理と技能の両立が欠かせません。
当社では、こうした点を踏まえ、
計画的な重防食塗装工事に対応しています。
橋梁塗装工事
橋梁塗装工事は、道路やインフラを構成する橋梁を対象とした塗装工事です。
当社では、橋梁の更新工事や補修工事において、
下地処理から塗装工程までの各工程に対応しています。
橋梁工事では、使用環境や劣化状況に応じて、
適切な下地処理と塗装工程を組み立てることが重要となります。
公共性の高い工事であることを踏まえ、
安全管理や工程管理を含めた体制のもと、
橋梁塗装工事に取り組んでいます。
ブラスト工事(下地処理・表面処理)
当社では、施工品質を左右する工程として、
表面処理・下地処理を重視した工事を行っています。
こうした背景から、
ボイラー内部のチューブ外面やタービン周辺設備など、
塗装工程を伴わない表面処理を目的とした
ブラスト工事のみのご相談をいただいています。
発電設備やプラント設備の定修・検査前工程としてのご相談が中心です。
プラント設備やタンク、橋梁などを対象とした工事では、
対象となる母材や使用環境、後工程を踏まえ、
使用するブラスト材(研掃材)や投射条件を選定しています。
また、投射に使用するノズルについても、
作業内容や対象物に応じた選定を行い、
表面状態が安定するよう施工を進めています。
当社は、長年にわたり塗装工事および下地処理に携わる中で培ってきた経験をもとに、
設備や作業条件に応じた表面処理・下地処理に対応しています。
その他対応工事
上記以外にも、建築物を対象とした大規模改修工事など、
条件や内容に応じた塗装工事に対応しています。
主軸としている工事分野とは異なるため、
ご相談内容を確認したうえでの対応となります。
当社が手がける塗装工事について
当社では、塗装を単なる塗膜形成として捉えず、
施工条件に応じた工程設計を重視しています。
プラント設備や橋梁、各種構造物など、
長期間使用される設備・構造物に対し、
使用環境や条件を踏まえたうえで、
防食性能や耐久性が適切に機能する施工を行うことを前提としています。
また、これらの性能が確保されていることはもちろん、
施工後の仕上がりの状態や外観も含めて、
施工品質が適切に保たれていることが重要だと考えています。
塗装工事は、使用する材料だけで成立する仕事ではなく、
下地処理の方法や工程の組み立て方によって、
その性能や仕上がりに大きな差が生じます。
そのため、現場ごとの条件を確認したうえで、
どのような工程が必要かを整理し、
施工全体を設計することを重視しています。
当社の考え方や、施工に対する姿勢については、
会社概要ページにてご紹介しています。
